さくらの森
学園だより

令和元年の春

Vol.17

平成31年4月

ムササビが児相を通さず華棟に入所!

新しい年号が発表され平成 31 年も後僅かとなりました。
平成 30 年度は男児 3 名、女児 3 名がさくらの森の仲間入りをしました。
そして、家庭復帰や措置変更で男児 3 名が巣立っていきました。 時に職員を困らせたり心配させた高校生は、卒園式に自らを振り返り、しっかり と自立への決意を、照れ隠しにふざけた態度が出てしまう男児は、最後に「忘れないで」と言いました。地元に帰って中学入学を迎える男児は新調してもらった制服を 着て、「園長、見て」嬉しそうに見せに来てくれました。

ちょっぴりの不安と嬉しさが入り混じった表情の子ども達、令和を生きる子ども達、その未来が 平和で災害がない明るい時代となりますように。
施設長 中 村 久 美

佐川小学校・中学校 分教室卒業式



平成30年度卒業証書授与式が3月15日に行われ、小学生3名、中学生3 名が卒業しました。
この場をお借りして、分教室にかかわっていただいた各機関の方々や、保護 者の皆様に厚く御礼申し上げます。
分教室では毎年、校歌ではなく皆で選んだ曲を卒業式で歌っており、今年度 は中学生がレミオロメンの「3月9日」を選びました。音域が高く歌いこなすのが難しい曲でしたが、途中で音程を変えて歌うなど練習を重ねました。
また、小学生は朝の会で毎日CDに合わせて歌の練習をしました。終盤ではCDの音を消しアカペラで歌うこともできるようになり、しっかり最後まで歌いきることができ ました。そして最後に卒業式の定番「旅立ちの日に」を思いを込めて合唱しました。
中学生の在校生代表は、人前に出ることがあまり得意でない生徒でしたが、 当日は堂々と素晴らしい態度で送辞を読むことができました。 小学生の在校生代表は新規場面に弱い 3 年生でしたが、緊張しながらも式の雰囲気にのまれず、精一杯「送る言葉」を伝えることができました。
中学3年生はそれぞれが希望の高校に合格し、それぞれの春となりました。 分教室より

鰹の藁焼きたたき体験!


焼きたての美味しい鰹のたたきを子どもたちに味わってもらいたいと、高知中央市場鮮魚買受人協同組合の皆さんが、たくさんの鰹を用意してさくらの森学園に来てくださいました。
子どもたちは大きく上がる火の勢いにおっかなびっくりだったり、大きな鰹の重さによろめいたりしながら、自分が食べる鰹を焼いた後、分教室のホールでお腹いっぱい食べました。
「たくさん用意したので食べきれないと思います。余ったら夕食に してください」と言われていましたが、驚くほどの食欲で用意してい ただいた鰹はすべて子どもたちのお腹の中に消えました。 (このイベントは音楽の特別講師う~みさんの所属するNPO法人な とわさんからのご紹介で開催となりました。)



華棟


今年の3月は華棟から小学6年生の2人が卒業しました。入所し てきた時は、あんなに小さかったのにどんどん成長して、卒業式では 答辞をしっかりと読んでくれました。その姿を見れたことがとても 嬉しくて、この数年間、辛いことも嬉しいことも沢山ありましたが、 やっぱり全部に意味があったんだと再確認することができました。 子どもが成長することは喜ばしいことですが、どこか寂しい気持ちもあります。卒業式の日の朝、朝食を子どもたちと一緒に食べながら 「大人になったら、今日の日のことを思い出すのかな...」と話しをしました。きっと子どもたちにも職員にも、かけがえのない思い出にな ったと思います。
『小学校生活の期間を一緒に過ごせたことを本当に嬉しく感じます。ご卒業、おめでとうございます。(華棟職員 3 人より)』

樹棟


3 月 15日は、さくらの森学園分教室(小中併設)の卒業式でした。樹棟では、小学生が 1 人卒業しました。
この日は卒業をお祝いするため、夕食に皿鉢料理を準備して頂き ました。皿鉢のメニューは職員が事前に選ぶことができ、樹棟の子ど もたちが大好きな握り寿司のメニューもありましたが、お刺身の盛 り合わせとオードブルにしました。お刺身や揚げ物が入ったオードブルの方が白御飯に合い、子どもたちも喜んでたくさん食べくれると思ったからです。
夕食の時間になり、食卓に皿鉢を並べる と、「えっ、何々?」、「すっごっ!」「最高やん。」などと、皿鉢料理を見るのが初めての子どももいて、驚きと感動が広がりました。樹棟の子どもた ちは日頃から職員に取り分けてもらっているため、どの子も自分で取ろうとせず、結局職員が子どもの好きな物を聞いて取り分けることに...。それでも、それぞれ自分が食べたい物をお腹いっぱいに食べることができて、 笑顔の絶えない食事になりました。

杜棟



杜棟のみんなでお別れ外出に行ってきました。このメンバー で外出するのも最後なんだなと思いつつ、子どもたちたっての 希望でカラオケへ。
音楽が大好きな子どもが多いので、さぞかしたくさん歌って ストレス発散するかと思いきや・・・恥ずかしがってマイクを職 員に。「え?歌わんが?」(^_-)
ここは!!と職員が先陣を切ることに。声が裏返りながらも 歌う職員の姿にみんなも緊張がほぐれたのか、やっといつもの 杜棟の子どもたちの姿に!!
マイクなしでも歌えるほどの声量になり楽しい時間 を過ごせました。
さて、杜棟の子どもたちはそれぞれの春を迎える事が 出来ました。進級、高校進学、就職と自分の道を歩んで いく事になり、新たなスタートを切る子どもたちに、大きく成長した姿を感じている所です。
今後も応援していきます☆

ご支援ありがとうございました



医療法人須崎会高陵病院 沖野和賀子 果樹園さかもと 菊池佳代子 北村鮮魚店 木原恵美子 工藤ルリ子 栗田由香里 (株)クロスポイント・アドバイザーズ 高知中央市場鮮魚買受人協同組合 国際ソロプチミストよさこい高知 駒瀬信子 坂本浩司 志手清晴 (株)シュアティ・萩野昭子 田中勇 中田武治 濱口紀子 坂東美紀 樋口恵子 美容室ピアリ吉花・岡崎由也里 広田理容店 ポピーフ ローリスト 村田幸美 MomoNori
                                     敬称略順不同 平成31年 1 月〜

≪バザー用品のご提供のお願い≫

子ども達の生活に役立てるため、11月2日(土)開催の秋祭りにバザーを開催します。 お品物は10月25日までに直接お持ちいただくか、まとまった量がある方は職員が仕事の合間に 引き取りにうかがいますので、電話でご連絡ください。お送りいただける場合は誠に恐縮ですが、送料はご負担いただいております。

タンスの中の切手、書損じのかもめーるや年賀状、テレフォンカード活用させていただきます!
「こんなものがあるけれど・・・」と悩んだときはさくらの森学園担当:西森にご連絡を!!
さくらの森学園への寄付金は寄付金控除対象です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

≪こんな物品を集めています≫

贈答品・引き出物・日用品・雑貨・文房具・台所用品・食器・アクセサリー・傘・衣類・靴・バ ッグ・おもちゃ・赤ちゃん用品・未開封賞味期限内の食品。 全て新品・美品に限らせていただきます。ぬいぐるみ(使用済)はご遠慮下さい。 子ども向きのCD・DVD・本・ボードゲーム・切手・テレホンカード・書損じの葉書・商品券な どは施設で使用させていただきます。 「こんなものがあるけれど・・・」と悩んだときはさくらの森学園担当:西森にご連絡を!! さくらの森学園への寄付金は寄付金控除対象です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

≪募集しています≫

○ 家庭体験事業として週末や長期休みに帰省できない子どもを自宅に招いてくださる方 ○ 学習・遊び・IT 関係・環境整備のボランティア
詳しくはメール・電話でお問い合わせください。(担当:中村)